世界観が好きなおススメ小説/ライトノベル

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「スレイヤーズ」神坂 一

盗賊と見るや、問答無用でシバキ倒す天才美少女魔道士・リナ=インバース。いつものように盗賊いぢめに精を出すリナだが、凄腕の美形剣士・ガウリイとの出会いで運命が大きく揺れ動くことに!?

何度もアニメ化・映画化されている作品。

世界設定もしっかりしている剣と魔法の世界のお話です。

話の作りが上手く毎回ラスト近くには驚きがあり、格好いい魅力的なキャラが続々登場します。テンポのいい会話や、リナとガウリィの微妙な恋模様も魅力。

最近の異世界転生ものはあまり好きにはなれない人でも、王道のファンタジーを読みたい人にはおススメです!

ドラグスレイブの詠唱は今でも中二感全開でかっこよくて覚えています。

「黄昏よりも暗き存在(もの)、血の流れよりも赤き存在(もの) 時間(とき)の流れに埋もれし偉大なる汝の名において、 我ここに闇に誓わん、我らが前 に立ち塞がりし全ての愚かなるものに、我と汝が力もて、等しく滅びを与えんことを・・・竜破斬(ドラグ・スレイブ)!!

 

令和の時代になんと第3部が描かれることが発表されました!

18年ぶりの新刊16巻「スレイヤーズ アテッサの邂逅」は、富士見ファンタジア文庫30周年記念で書いた同窓会的なものだったので、続編が正式に決まって感激しています!

2019年10月には17巻目「スレイヤーズ 遥かなる帰路」が発売され、新たな旅立ちの物語となりました。

いずれスレイヤーズアニメ5期も動き出しそうです。

 

 

「ログ・ホライズン」橙乃 ままれ

MMORPG〈エルダー・テイル〉をプレイしていたプレイヤーは、ある日世界規模で、ゲームの舞台と酷似した異世界に転移してしまった。その数は日本では約三万人。各々がゲームのキャラクターとしての肉体を得た今、プレイヤーたちは高い戦闘能力、「死」からの蘇生能力を備えた英雄的存在〈冒険者〉とよばれ、この異世界で暮らすこととなる。

作者がファンタジー世界の話が大好きなのが伝わってくる作品。

特にFF14などのように、複数人で難しい戦闘を行うレイドがあるオンラインゲームをやっている人には間違いなく刺さります。

世界観がしっかりしていて、登場人物の会話の掛け合いも楽しいです。最近の多くの異世界ものと比べても、トップクラスに面白いのでおススメです!

 

 

「無職転生」理不尽な孫の手(完結)

トラックに轢かれ呆気なく死んでしまい、目を覚ました場所は――なんと剣と魔法の異世界

ルーデウスと名付けられた赤ん坊として生まれ変わった彼は、
「今度こそ本気で生きて行くんだ……! 」
と後悔しない人生を送ると決意する。
前世の知能を活かしたルーデウスは瞬く間に魔術の才能を開花させ、小さな女の子の家庭教師をつけてもらうことに。さらにはエメラルドグリーンの髪を持つ美しいクォーターエルフとの出会い。彼の新たな人生が動き始める。

いわゆるなろう(投稿サイト「小説家になろう」)の転生物ですが、しっかりとした世界設定があるのでタイトルと転生物にする必要がないのになあと思います。

展開が予想できず驚きの連続で、ここまで先が気になって一気読みしたのはひさびさでした。単純な世界が広がっているだけではなく、歴史もある世界観で深みがあります。

アニメ化もされています!

 

 

「Re:ゼロから始める異世界生活」長月 達平

コンビニの帰り道、高校生の菜月昴は、気が付くと異世界の果物屋の前に召喚されていた。突如の出来事に驚き街を歩く中、悪漢三人組に襲われた。命の危機を感じた昴だが、そこに謎の銀髪美少女と猫の精霊が現れ、救われた。その恩返しのため、少女のモノ探しに協力した。手がかりを掴みかけた時、昴と少女たちは何者かに襲われ、そして、死んだ。――しかし、彼は、気が付くと召喚時の果物屋の前に立っていた。
『死に戻り』――何の力もない菜月昴が異世界に来て手に入れた唯一の能力。彼はこの能力だけで、幾多の悲劇の運命を塗り替えるために異世界に一人、奮闘を始める。

こちらもなろう(投稿サイト「小説家になろう」)です。他の異世界物と違い何の強みも持たない主人公が、唯一持っている「死に戻り」によって何度も何度も死を繰り返しながら、すべてを救うためにあがく姿にどんどん引き込まれます。最初は未熟で空回りしていた青臭く好きにはなれなかった主人公ですが、いくつもの出会いと壮絶な経験をして変わっていく姿は必見です。

現在6章まで公開されていて、作者によると全11章になる予定とのことです。

アニメも2期まで製作されています。映像・音楽・演出とも丁寧に作られているので、時間がない人はアニメから見るのもおススメです。

 

 

「銀河英雄伝説」田中芳樹(完結)

宇宙を舞台に、多くの英雄たちによる攻防、独裁国家の銀河帝国ラインハルト・フォン・ローエングラムと、民主主義の自由惑星同盟側に立つヤン・ウェンリーを軸に描くスペースオペラ。

銀河声優伝説として豪華な声優陣でアニメ化がされています。2018年には再びアニメ化されました。

悪者の帝国をやっつけるという単純な図式ではなく、ラインハルトの統治は平等で素晴らしいものです。一方、ヤン・ウェンリーの語る「私は最悪の民主政治でも最良の専制政治にまさると思っている。」言葉もまた真実で、どちらも自分の考えを持っています。

有能な独裁者か、民主主義か。

政治や生き方についての名言が多く、正義について深く考えさせられる作品です。

 

 

「アルスラーン戦記」田中芳樹(完結)

猛勇なる騎士軍団を誇り、不敗の国王アンドラゴス3世が君臨するパルス王国。だが宗教国家ルシタニアの侵攻により、強国パルスはたった一日で滅亡してしまう。初陣の王太子アルスラーンは、死屍累々の戦場から、からくも脱出、「戦士のなかの戦士」ダリューンや策士ナルサスといったわずかな強者たちと故国奪還へ旅立つが……!

「銀河英雄伝説」の作者が描く、剣と魔法の壮大なファンタジー小説。

中世の様な王国や、現在のイラン付近を舞台にした架空の物語の中で、亡国の王子アルスラーンが仲間を集め祖国奪還を目指す。登場キャラクターが一人一人魅力的で、アルスラーン自体は能力はそれほど高くないですが、その人柄と人望により逸材が周りに集まってきます。

「鋼の錬金術師」の作者が描くマンガ版も読みやすく、戦闘シーンも描写がカッコいいのでおススメです。

 

 

「精霊の守り人」上橋 菜穂子(完結)

短槍使いの女バルサは、川に流されかけた新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを救う。彼はその身に、この世(サグ)と重なって存在する異世界(ナユグ)の水の精霊ニュンガ・ロ・イム〈水の守り手〉の卵を宿していた。チャグムの母、二ノ妃は、バルサにチャグムを連れて逃げるよう依頼する。

児童向けに描かれているので、人の描き方が優しく丁寧です。ですが、バルサの生き方のかっこよさは、大人にも受け入れられることは間違いないです。バルサを主人公とした物語は題名に「〜の守り人」と付き、皇子チャグムの成長を描いた物語は題名に「〜の旅人」と付いていて、2つの物語は時に交わりながら最後の物語を迎えます。

アニメ化もされていて、映像も綺麗です。

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