バタフライエフェクト（The Butterfly Effect）
幼いころから短時間の記憶喪失をする事があった少年エヴァンは、日記を付けるよう医師に勧められる。大学生になったエヴァンは日記を読み返すことで、日記を書いた時点の過去に戻れることに気づき、過去の出来事をやりなおそうと試みるが･･･
「バタフライエフェクト」とは「蝶の羽ばたき程度の非常に小さな事象が、遠く離れた地では大きな影響をもたらすこと」を意味しています。過去に起こしたほんの少しの出来事でも、未来には大きな影響を与えることがあります。
過去を改変した未来での結果の衝撃や、エンディングの後に残る余韻がすごい映画でした。
最初から最後までだれることなく、面白さが続きます。
ショーシャンクの空に（The Shawshank Redemption）
スティーブン・キングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」をティム・ロビンス＆モーガン・フリーマン主演で映画化した人間ドラマ。長年ショーシャンク刑務所に入っている囚人レッド（フリーマン）と無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディ（ロビンス）の友情を軸に、アンディが巻き起こす数々の奇跡が描かれる。監督・脚本は本作で長編映画デビューを果たしたフランク・ダラボン。
「覚えてるね。希望はいいものだよ。たぶん、最高のものだ。いいものは決して滅びない」
94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネート。古い映画ですが、ネットでも必ずおススメの映画に挙がっている超名作。人間ドラマも秀逸ですが、びっくりする大きなしかけもあります。
刑務所内ではさまざまな人がいますが、モーガン・フリーマン演じるレッドとの関係性がとても素敵なものでした。
動画配信サービスや、図書館でも貸し出している事が多いので、未視聴の方はぜひぜひぜひ見て欲しい作品です。
ダークナイト(The Dark Knight)
道化師のマスクを被った犯罪者の一団がゴッサム・シティ銀行を襲うが、一団は互いに裏切りあって最後の一人になるまで殺し合う。生き残った男はジョーカーであり、銀行に預けられていたマフィアの資金を奪って逃走する。
クリストファー・ノーラン監督によるバットマン３部作の２作目。
アメコミヒーローものですが、現実世界とリンクしたようなリアルな重苦しい展開、生々しい描写が続きます。
なによりヴィラン（悪役）の「ジョーカー」を演じたヒース・レジャーの演技は圧巻です。
インディペンデンスデイ（Independence Day）
アメリカの独立記念日(インディペンデンスデイ)間近、直径24キロにも及ぶ巨大な宇宙船が出現する。ケーブルテレビの技師デイヴィッドは衛星通信に、ノイズとして隠されていた信号が大変なことを意味していることに気づく。
映画が公開された当時では、圧倒的なスケールの映像と、テンポのいい展開、大統領の演説にしびれました。大統領、テレビ技師、軍人など主人公が何人かいてますが、飲んだくれのおっちゃんがメインの主役だと思っています。
ツッコミどころがめちゃくちゃあるのですが、細かい事は考えず見ると楽しめます！（なお続編は見なくてもいいかも。。）
レオン（仏題：Léon）
表向きはイタリアンレストランの経営者のレオンは、裏では完璧な殺し屋として孤独に任務を遂行する日々を送っていた。そんな中アパートの隣室に住んでいる少女マチルダに、父親から暴力を受けた痣があることに気が付く。
幼いころのナタリー・ポートマン演じるマチルダが可愛すぎる映画です。
大人なのに子供っぽい殺し屋（ジャン・レノ）と、子供なのに大人っぽい少女（ナタリー・ポートマン）の魅力に惹きつけられます。
オールド・ボーイ
カルト的人気を誇る日本の同名漫画を原作に、『JSA』のパク・チャヌク監督が映画化したアクション・サスペンス。2004年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、韓国映画のパワーを見せつけた話題作。15年の理由なき監禁生活を強いられ、突如解放された男の復讐劇を描く。
平凡な生活を送っていた主人公は突然誘拐され、理由もわからないまま15年もの間監禁され続けます。
いったい誰が何のために誘拐したのか、全貌が明らかになった時に衝撃が走りました。
天使のくれた時間（The Family Man）
優雅な独身生活を謳歌していたビジネスマンが昔の恋人との“もうひとつの人生”を体験することで本当の幸せに目覚める姿を描いた大人のファンタジー。成功を夢見て恋人ケイトと別れロンドンへ旅立ったジャック。13年後のいま、ジャックは大手金融会社の社長として、優雅な独身生活を満喫していた。クリスマス・イブ、昔の恋人ケイトからの電話があったが、かけ直すことはしなかった。その夜、自宅で眠りについたジャックだが、目覚めると、ケイトと我が子2人に囲まれた家庭人ジャックになっていた……。
「あのとき違う選択をしていたら」
ウォール街で成功者となった主人公、別の幸せを歩んでいた自分の人生に戸惑いながらも少しずつ変わっていく展開はとても面白いです。
最初から最後まで暖かい気持ちで見続けられる最高の映画でした。
マイ・インターン（The Intern）
舞台はニューヨーク。華やかなファッション業界に身を置き、プライベートも充実しているジュールス。そんな彼女の部下に会社の福祉事業として、シニア・インターンのベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールスだが、やがて彼の心のこもった仕事ぶりと的確な助言を頼りにするようになる。そんな時、ジュールスは仕事とプライベートの両方で思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られる。
「音楽家の引退は自分の中に音楽が消えた時、私の中にはまだ音楽があります」
何事にも誠実で仕事ぶりも丁寧なロバート・デ・ニーロ演じるシニア・インターンのベンが、見ていて最高で終止穏やかな気持ちになります。
高齢化が進む日本でもこんな大人が多ければと願います。
君の名は
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈（うっくつ）していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。
「まだ 会ったことのない君を、探している」
「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」などの新海誠監督作品。
美しい背景描写と、RADWIMPSの音楽がマッチして圧倒されます。
次回作の「天気の子」も良かったですが、個人的にはこの作品がダントツで感動しました。
